2021年6月16日水曜日

ゴールポストの工事が始まりました

 







ゴールポスト新調に向けて工事が始まりました。

2021年6月11日金曜日

ラグビー部20年

 

高崎高校ラグビー部
20年史





昭和40年12月20日に発行された
高崎高校ラグビー部20年
よりのちに監督となった故中原先生の文章を抜粋いたします。

中原射鹿止君 (昭和31年卒)

高高へ入学した時、 見たことも聞いたこともないラグビー部へなぜ入ったのか、今もってわからない。それは丸くない奇妙な形をしたボール、実は貴重な教訓と不思議な魅力がひそんでいるようであったからか。

「雨にも負けず、風にも負けず、一日五合五句の米を食べ、学校の成績は多少悪くても、だ円のボールに青春をかける」とラガーマンを指して云った人がいた。我々の高校生活はこんなものだったろう。水銀柱が30度を越す真夏でも、空つ風の吹きまくる真冬でもそんなことはかまわない。

一走れ走れーそして一タックルーだ、グラウンドは硬い。怪我はする、お世辞にも練習は楽しいとは思えなかった。だが練習が辛くなれば辛くなるほど、勝った時の喜び、負けた時の無念は言葉では言いつくせないものがある。今思えばこんな生活がなつかしく楽しいものであり、また目標を達成するために必要な何ものかを教えてくれた。

あの全国制覇の偉業が成し遂げられたのも、この生活の場を与えてくれた高草木先生をはじめ富田、 岡田両先生、そして先輩諸兄のラグビーに対する情熱の賜と心から敬服している。

「ラグビーを一楽苦備一と書きたい、苦しさをのりこえてはじめて楽しさが味えるのである。すなわちラグビーは人生の縮図である」と書いている人がいた。私はこの言葉が大好きである。

先生そして先輩諸兄が汗と血と涙で築き上げたこの高高ラグビー部が目出度く20周年を迎えるに至った。 この伝統と栄誉貴重な教訓を後輩達に伝える大役を未熟な私が務めていることは非常に光栄とするところである。

ラグビーのよさは勝つためにベストを尽すことにあると思う。高高ラグビー部は勝てるチームになりたい。それが私の心境である。